虫歯を防ごう!学校で教えてくれる正しいブラッシングの方法

むし歯にはなりたくない!むし歯で苦しんだことのある人なら誰でもわかるあの痛み…。歯医者さんでの治療もまたまたツラい…。

きちんと歯磨きしておけばよかった…と、後悔しても遅かったりします。では、人はなぜむし歯になるのでしょう。

食事をすると、食べ物が歯に不着します。口腔内細菌のミュータンス菌は食べ物の糖が大好き!付着した糖から歯垢(プラーク)を作り出します。

その歯垢に酸を出すことで、歯が溶け出してしまいます。この、溶けた歯の状態を「う歯(むし歯)」といいます。

歯には大きい神経が通っており、むし歯が進行すると神経が痛み出します。むし歯が痛いのはこのためなのです。

むし歯は感染症だと言われています。赤ちゃんの口腔内にはむし歯の原因となるミュータンス菌はいません。

大人の使用した箸などを使って食事をすることで赤ちゃんにも細菌が感染します。そして、一度感染すると、取り除くことは不可能とされています。

乳幼児期に感染させなければよいのですが、実際はとても大変です。むし歯の予防で最も効果的なのは食べ物のカスを取り除く、丁寧な歯磨きなのです。

そこで、学校ではむし歯予防のための、ブラッシング指導を行っています。

昼食後、音楽に合わせてみんなで歯磨きをしたという経験がある人もいると思います。これも、ブラッシング指導の一つです。

学校では、自分の歯は自分で守るという意識付けを行うのが第一の目的です。

歯垢をカラーテスターと呼ばれる薬品で染出しをし、視覚に訴える授業を行うこともあります。薬品を噛み砕き、歯垢が残っていたら(磨き残し)、赤く染まります。

この授業をすると、「歯の溝」・「歯と歯の間」・「歯と歯茎の間」に赤色が残り、むし歯になりやすい個所を実感することができるのです。

むし歯になりやすい個所を知識として学んだ後、実際にブラッシングをします。

歯ブラシを鉛筆持ちにし、小刻みに歯磨きをすることで、歯垢が取れていく様子を体感させます。

家庭でも自分で丁寧な歯磨きを心がけることをねらいとしています。

それでも磨き残しはあります。低学年のうちまでは、ご家庭の仕上げ磨きをお願いしたいと思います。

歯ブラシは、毛先の開いていないものを使用するようにし、月に一度は交換するようにしましょう。

また、どんなに丁寧に磨いてもむし歯になりやすい人もいます。

生まれ持った歯質で、どんなに丁寧な歯磨きを続けても、どうしてもむし歯になってしまうという人は、歯の定期検診を受けましょう。

学校でも検診はありますが、スクリーニング(ふるいわけ)といって、簡単な視診のみなのでどうしても限界があります。

むし歯は見当たらないと言われていたのに、レントゲンを撮ると目には見えないむし歯がたくさん…ってこともあるのです。

早めにフッ素を塗ることで、早期のむし歯の進行を抑えることもできます。

歯磨き粉にフッ素が入っているものも数多く出ていますが、量が少なく、効果が期待できないこともあるそうです。

最近では、歯に良いとされるキシリトール入りのガムなども出ています。上手に利用したいものですね。

歯は一生物です。子どものころから歯を大切にする習慣を身に着けさせることは大人の役割とも言えます。

むし歯で痛い思いをする子どもが一人でも少なくなるといいですね。