自然環境も大きく変わり、子育てが大変な時代になりました。近年増加している環境変化にどう対応していくべきかまとめてみました。
外出時、日焼けが気になる紫外線
身体に有害とされる紫外線。本来地球は、紫外線をシャットアウトするためのオゾン層で包まれていました。
フロンガスなどの使用により、そのオゾン層が破壊され、紫外線を直に浴びてしまう状況になっています。最もよく知られているのが皮膚がん。怖いですよね。
シミやそばかすといった美容的観点からも心配です。ですが、成長期の子どもたちに外で体を動かすことを禁止するわけにはいきません。
骨の形成にひつようなビタミンDは太陽の光を浴びることで生成されます。また、筋力の低下も深刻になってしまいますね。
紫外線を浴びる量は、子どもの時期に人生の約60%だと言われています。大人のシミ・そばかすの元はこの時期に作られてしまうのです。
学校現場では、この紫外線の有害さについて理解をしているものの、何の手だてもできないことが実情です。
ですので、日焼け止めクリームの使用などはご家庭の判断に委ねるしか方法はないようです。
学校でケアができればよいのでしょうが、時間的に、また、お子様が小さかったりすると自分でケアをするのは難しいようです。
例えば、登校前に塗ってあげるだけでも紫外線を浴びる量を軽減することができます。今は、子どもの皮膚にも優しい日焼け止めクリームが発売されています。
ご自身のUVケアとともに、お子様のUVケア、少し気にかけてあげたいものですね。
最近よく聞くPM2.5とは?
中国の企業や自動車の排気量などが関係しているとされる超極細微粒子のPM2.5。吸い込むと、粒子が細かいだけに、肺の奥に蓄積されるそうです。
時には黄砂も交じっていることがあります。黄砂には寄生虫が付いている場合もあるといいますので、体に入らないような工夫が必要ですね。
最近では、ニュースの天気予報の時間に、PM2.5の予測数値を教えてくれるようになっています。
国は数値が高い時には不要不急の外出は控えるようにと言っています。
ですが、外出しなければならない時もある…、子どもは体育が運動場であるときは休ませられない…、と対応に困ってしまいますね。
ご家庭でできることと言えば、当たり前のようですが、やはりマスク着用ですね。「PM2.5対応」と記載しているマスクを選ぶようにしましょう。
目を守るためにはゴーグルもおススメです。また、洗濯物はできるだけ室内で干すようにしまし、布団を干すのは予想数値が低い日を選びましょう。
洗濯物は水分が含まれており、その水分にPM2.5が吸着してしまいます。その状態で、洗濯物が乾き、取り込むと、部屋の中で舞ってしまいます。
特に、喘息や気管支炎など、呼吸器に疾患を持つお子様には注意してあげたいですね。
PM2.5は1日でも早く、解決してもらいたい問題です。ここ数年で出てきた問題のために、学校も対応を困っているのが現状です。
ご家庭でできることにもやはり限度があり、子どもの健康のことを思うと心配です。どのような経過を取るか見守っていきたいものですね。