学校で流行しやすい感染症の種類を詳しくご紹介!

学校は、集団生活の場です。一度感染症が発生すると大流行を起こすこ可能性があります。時には、後遺症が残るほど深刻な場合もあります。

学校でよくみられる感染症の主な症状や、予防方法などについて考えてみましょう。

・インフルエンザ

冬場に大流行を起こすインフルエンザは、かかると潜伏期間を24~72時間をおいて発症します。症状は、38度以上の発熱、寒気、手足の関節痛、頭痛などがあります。

4~5日ほどでよくなりますが、時々、インフルエンザ脳炎や肺炎を併発することがあるので注意が必要です。

タミフルやリレンザといった薬が処方されますが、タミフルは10代の子どもたちへの副作用の危険性が指摘されているため、使用の際は子どもの行動を観察しておきましょう。

インフルエンザウイルスは咳やくしゃみで飛沫感染をするので、予防は外出中のマスク、帰宅後の手洗い・うがいが効果的です。

ウイルスは乾燥した冬場の空気が大好きなので、部屋の空気の入れ替えや加湿をこまめに行うのもいいですね。

毎年、WHO(世界保健機関)は、インフルエンザウイルスの流行の型を予測し、それに合わせた予防接種を推奨しています。

予防接種はインフルエンザを完全に予防できるわけではないのですが、感染した場合の重症化を防ぐこともできます。

抗体ができるまでの期間を考慮し、流行前の10月~11月頃までに受けるようにしましょう。

もしかかってしまったら安静にし、学校には発症後5日間の後、解熱後2日間の出席停止を経て登校が可能になります。

出席停止は、本人の休養と感染拡大防止の目的で校長が指示を出す措置です。不要不急の外出を控え、無理せずしっかり休みましょう。

・水ぼうそう

水痘帯状疱疹ウイルスが原因の感染症です。感染力が非常に強く、子どもの感染症と思われがちですが、大人も注意が必要です。

頭に赤い発疹がでることが多く、その後、体、手足と発疹の個所が増えていきます。

赤い発疹の後は、水ぼうそうという言葉の通り水分が混じり、かさぶたとなって終わるようです。

しばらくの間は新しい赤い発疹とかさぶたが混在した状態が続き、5~7日ほどで治ります。発熱は出たり、出ないこともあります。

治療は主に、抗生物質と発疹に対する軟膏が処方されます。白い軟膏を塗ったお子さんを見かけることがありますよね。

出席停止の期間は、全部の発疹がかさぶたになるまでと定められています。

・流行性耳下腺炎

ムンプスウイルスが原因の感染症で、「おたふくかぜ」とも呼ばれています。耳下腺(頬の下あたり)などが大きく腫れ上がり、38℃以上の発熱が3~5日続きます。

出席停止期間は、耳下腺・顎下腺・舌下腺などの腫れ(主要症状)が始まってから5日間を経過したうえに、全身症状(発熱など)が良好になるまでです。

学校でよく見られる感染症について記述してきましたが、上記のほかにも、はしかや風疹、咽頭結膜熱や結核など、様々な感染症があります。

出席停止期間なども細かく決められていますので、学校からの配布物にもよく目を通しておいて下さいね。

また、ノロウイルスやリンゴ病、溶連菌感染症など、主治医の指示によっては出席停止になる病気も数多くあります。

いずれにしても、予防は手洗い・うがいが基本です。感染症に負けない体づくりと、自分で予防する意識が大切ですね。

また、もしかかってしまったら、周囲へ感染を広げないよう、自宅でゆっくりと休養するようにしましょう。